2012年06月07日

運動を習慣にするためには環境づくりが大切です。

適度な運動が健康にもたらす恩恵ははかりしれません。

でも、運動を始める、継続するということはなかなか難しいですよね。
「わかっちゃいるけどやめられない」
ならぬ
「わかっちゃいるけど続かない」です。

日曜の日経新聞に「運動には仲間が重要」という見出しで記事が載っていました。
日本経済新聞6月3日記事(ウェブ版)

行動科学の観点からの運動を継続するコツみたいなものが紹介されています。

例えばウォーキングという(健康に良い)運動を続けるためには、
環境を整えることが大切であり、そのための条件として

 @一緒にやったり、教えてくれたり、ほめたりしてくれる人がいる
 A周辺に安全に歩きやすい場所がある
 B「やってよかった」と実感できる
 C天候や疲れ、仕事など運動の妨げになる要素を取り除く方法がある

などが挙げられると書かれています。

やみくもに始めてしまうとなかなか続かず、結局やめてしまいます。
そうすると「やっぱり自分には運動を続けるのは無理だ」という
負のイメージが自分の中で強化されてしまい、
以後の人生で運動を始めることが余計難しくなります。
これは運動だけではなく、禁煙やダイエットなど何にでもいえることですね。

仲間を作る、運動に適した(アクセスしやすい、気分が良いなどの)場所を探す、
自分にご褒美を与える・・・など
まずは環境を工夫して整えることで、続けられる見込み感を高めていくことが大切なようです。


ラベル:運動
posted by リハネット at 08:40| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月09日

変形性膝関節症について。

ツツジの花がだいぶ咲いてきました。
きれいです。
子供の頃は学校の帰り道、花を摘んで蜜を吸ったものです。
ほんの一瞬ですが、蜜の甘さが感じられるのです。
さすがに今はそんなことする勇気がありません。。。


さて、今回「変形性膝関節症」について書かせていただきたいと思います。
ご高齢者の中には「変形性膝関節症」と診断されていらっしゃる方が結構います。
特に女性に多くみられます。

また診断はされていなくても、「どうも膝関節の状態が良くないぞ」という患者さんは
多いですね。
歳を取れば関節は摩耗しますので、多かれ少なかれ関節の状態は健康とは言えなくなります。
そこに、「痛み(動いた時)」、「腫れ」、「変形・可動域制限(関節の動きが悪くなる)」
などの症状が出た場合、「変形性膝関節症」との診断になるのかと思います。

変形性膝関節症に対しての一般的な治療法は、
薬(飲む、患部に塗る、貼る、注射をする)、膝に溜まった水を抜く、装具を付ける、
物理療法(温める、冷やす)、
そして運動療法(筋肉トレーニング、ストッレッチ)でしょうか。
上記で良くならず、どうしてもの時は手術(人口関節置換術など)となります。

われわれマッサージ師では、手による痛みのケアと運動療法の処方が主になります
(物理療法も少し)。
膝が悪いとどうしても歩かなくなりますし、そのため筋力はどんどん低下していきますのでそれは
予防しなければいけません。
痛みをケアしながら、痛みが出ないようなやり方の運動療法を行っていきます。
また筋肉を鍛えることには、膝の保護、膝への緩衝作用を期待できます。

膝関節から始まってその影響は、股関節や足首の関節にも波及し、どんどん悪化していきますので
悪くなる前にケアが必要です。

ご自身でもセルフケアをすることで予防できます。
インターネットや書籍などでいろいろ運動方法(トレーニングやストレッチ)が紹介されていますので、
参考にしていただき、元気な老後を過ごしてほしいです。
50歳以降の女性、そして太っている方は特に要注意ですヨ。


保険診療によるマッサージ治療は、医師の判断と同意が必要になりますが
関節可動域制限がある場合などに利用することが可能です。




埼玉県さいたま市の訪問リハビリマッサージ 治療室リハネット

ラベル:関節拘縮
posted by リハネット at 20:22| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月14日

ほんがわ先生再び来たる!

当院ではスタッフの治療家としての幅を広げることを目的として
院内に「トリガーポイント療法研究会」を立ち上げています。

その研究会開催日の昨日、以前定期勉強会に講師に来ていただいた
ほんがわ治療院の本川晃市先生を、今度はトリガーポイント研究会の特別講師としてお招きし、
講義をお願いしました。

トリガーポイントとは「痛みを引き起こす引き金」として筋肉や腱中などにできる硬結のこと
なのですが、この「トリガーポイント」を臨床にどのように生かしているのかという一例を
経験豊富な臨床家である本川先生からお聞きできました。

本川先生は知識の引出しが多く博学な方で、解剖学的なお話から臨床への応用まで
幅広くお話しいただき、あっという間に時間が過ぎました。
貴重なお話をしていただき大変勉強になりました。
今度私の「病んだ」体の治療をお願いしたいと思ってます(笑)


「人を治す」、「痛みを取る」ということの答えは一つではなく、臨床家が10人いれば10通りの
考え方、方法があります。
様々な方法に触れ引き出しを多く持つことは鍼灸マッサージ師として決して無駄にはならないと
思います。

それは在宅介護の現場でリハビリを行っているリハネットの施術者にもあてはまります。
当院を頼ってこられる患者さんにお役にたてるようにスタッフ皆で頑張りたいと思います。

日々勉強です。



posted by リハネット at 12:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月09日

満開の桜。

桜が満開になりました。

昨日、大宮第二公園の桜を散策してきました。
IMG_2401.jpg


こちらの桜は枝が地面すれすれまで伸びていてトンネルのようです。
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今日も往診中いたるところで満開の桜の木を見ることができて気分が良いです。
往診業務の特権ですね(笑)







ラベル:風景
posted by リハネット at 12:32| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月29日

通り道。

暖かくなってきました。

往診途中の道、大宮公園脇の今日の桜の様子をパシャッ。

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つぼみはだいぶ膨らんできました。
今日、明日と暖かいみたいなので、もう少しですね。



ラベル:風景
posted by リハネット at 12:24| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月25日

脳を鍛えるには運動しかない?

私はヘルスプロモーターの立場から、健康づくりのためにみなさんが「定期的な運動をする」ことを
お勧めしています。

特に家族を介護されている方には、介護疲れがあるのを承知で運動をお勧めしてきました。

なぜこんなに勧めるのかといいますと、
運動は健康のために、(薬と違って)ほとんど副作用がなく、そして健康効果が高いからです。
基本的にお金はかかりませんから経済的ですし。

鬱(うつ)や精神的健康低下にも効果を発揮します。

そのような運動の効果をわかりやすく説明してくれる良書があります。

『脳を鍛えるには運動しかない!-最新科学で分かった脳細胞の増やし方』(日本放送出版協会)



本書は、運動のもたらす様々な効果を科学的な研究例を交えて説明しています。

結構厚い本ですが、読み終えると運動するモチベーションが高まってきますヨ。

運動しようかなと思ってはいるけど、それだけの効果があるのかな?と思いとどまって
いるような方には特にお勧めの本です。




ラベル: 運動
posted by リハネット at 19:47| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月09日

浦和の別所沼公園はウォーキングにお勧めです。

昼休憩に浦和の別所沼公園に寄って、池の外周を歩きました。

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一周は800mほどでしょうか。
ウォーキングやジョギングのコースになっています。
池や木々を眺めながら、なかなか良いコースです。

   IMG_9822.jpg

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途中には浦和の名物うなぎにちなんだ「浦和うなこちゃん」の小さな石像が・・・

  IMG_2603.jpg



ウォーキングに利用するにはお勧めですね。

春には桜が咲き誇ります。



posted by リハネット at 12:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月04日

コラム「寝たきりの拘縮予防」について。

ここのところ日本海側の大雪の様子が連日ニュースで流れています。
私の実家がある富山も久しぶりの「豪雪」のようです。
子供の頃よくやった(やらされた?)雪かきを思い出します。

こちら関東は今日は久しぶりに暖かいですね。


さて、
以前、このコラムで二回にわたり「寝たきりの拘縮予防」を書きましたところ、
その後いくつかのお問い合わせをいただきました。
ご家族の介護をされている方と介護施設の職員さん(と思われる方)からでした。


コラム 寝たきりの拘縮予防
コラム 寝たきりの拘縮予防2


問い合わせの内容をまとめますとだいたい

・そんなので実際に効果があるものなのか。
・コラムにあった、「ねじらない状態」、「重力に逆らわない姿勢」の保持のイメージが
湧かなかった。具体的な方法がわからない。

ということでした。

効果については、もちろん患者さんの状態や基礎となる疾患によりますので一概には言えませんが、
このようなやり方を知らないのと知っているのでは、やはり違いが出てくるというのが私の実感です。

ごく最近でもこのようなことがありました。

とある方の訪問リハビリマッサージ受療依頼があり、アセスメントのためご自宅を訪ねました。
その方はひと月ほど前から足を中心に全体的に体がどんどん硬くなってきて、
放置していると廃用症状がこのままどんどん進行することが予想される状態でした。
ご家族もどうしたらよいか分からないご様子です。

まず気になったのは寝かされ方の悪さです。
そこで私はコラムに書いたような「ねじらない姿勢」、「重力に逆らわない姿勢」、
「座位も含めたこまめな体位変換」を指導させていただき、
訪問リハビリマッサージ開始のためのお医者様の同意を待つことにしました。

でも、残念ながらかかりつけのお医者様が同意書を発行していただけなかったため、
われわれが継続的な施術を行うことを断念しました。

ひと月ほど経ってちょっと心配になったので、その方のお宅を訪問したところ、
アセスメント時より体の動きが良くなっていて、可動域制限も改善されていました。
ご家族がやっていたことは、ポジショニング・体位変換だけだったそうです。
初回慣れない人間が来たことでの筋緊張を考慮に入れても、この効果は明らかです。


もう一つの問い合わせ、
イメージが湧かないとのご指摘・・・。
文字や言葉ではなかなか伝えづらいですね・・・。
家族介護者の会や介護事業所さんの勉強会(ヘルパー研修など)などに呼ばれると
講義・実演させていただいたりしています。

また、このコラムでも補足していきたいとも思っています。




訪問リハビリマッサージ 治療室リハネット



ラベル:拘縮 寝たきり
posted by リハネット at 12:33| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月25日

道路の凍結にハラハラ・・・。

昨日の朝の道路の雪と凍結には、前日の夜から予想はしていたものの
ハラハラさせられました。

バイクの運転、氷が解けてきた11時くらいまでは全く気が抜けませんでした。
移動中、いたるところで事故が見られ・・・


訪問予定だった患者さんにはご迷惑をおかけいたしました。

今日はもう大丈夫そうですね。



posted by リハネット at 08:45| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月10日

お正月気分は過ぎ去り・・・。

7日も過ぎ、連休も終わりましたので、お正月はすっかり終わった感がありますね。

大河ドラマ『平清盛』も始まりました。
一昨日の初回放送を観ましたが、なんだか面白くなりそうな予感がします。


さて、
この時期、なんとなく身体が重くだるい、頭もすっきりしないという方が多いのでは
ないでしょうか?
年末年始の暴飲暴食と不規則な生活で心身の調子が狂ったということが考えられます。

そのような体を回復させるのにはやはり運動をお勧めしたいと思います。
(私もやらなければ・・・)


短期間で回復させるには有酸素運動でも少し強めに負荷をかけるのがいいですね(一般成人の
場合です)。
速歩とか、軽いジョギングとか、軽、中等度の負荷での持続的(有酸素運動的な)筋力トレーニング
などが良いと思います。


「運動」は、お金がほとんどかからず、そして健康効果が高いという素晴らしい活動です。
身体的な効果以外にも、うつ、不安などといった精神的な症状への効果も科学的に証明されて
います。

年末年始の緩みから回復したら、負荷を落として今度はそれを習慣化したいものです。




posted by リハネット at 08:56| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月05日

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

今日から2012年の訪問業務を開始いたします。
本年もよろしくお願いいたします。

みなさまが健康な1年を送ることができますように。


    破魔矢.jpg
 (氷川神社に初詣に行ってきました)




埼玉県さいたま市の訪問リハビリマッサージ 治療室リハネット



posted by リハネット at 08:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月28日

今年も残すところ・・・。

平成23年も残りあと数日になりました。

今年の当院のリハビリマッサージの施療業務は明日で終わりになります。
(事務的な作業はこれから、といった感じですが・・・)
スタッフに事故が無く終えられることを祈っています。


毎年同じように思うのですが、今年1年の時の流れはとても早く感じました。

3月の震災後、人生における「安心・安全・安定」というようなものは幻想なのだと
実感しました。
そして「生きている」ということのありがたさを噛みしめました。
一日一日を大切に生きたいと思いました。


来年は新たな明るいエネルギーの萌芽を感じられる年になるといいのですが。


来年もよろしくお願いいたします。






posted by リハネット at 12:55| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月12日

熊手。

土曜は、大宮氷川大社の十日市でした。
相変わらず凄い人出でした。


氷川神社の熊手です。
去年のを奉納して、新しいものをいただいてきました。

       IMG_8761.jpg     


年の瀬ですね。





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2011年11月24日

本の紹介。

最近、読んで目から鱗が落ちた本がありましたので紹介します。

『リスクリテラシーが身につく統計的思考法』早川書房
(Amazonリンク貼りました)

  

世の中にはいろいろな数字があふれていますが、その数字を統計的に読み解くと、
いかに今まで間違った思い込みをしていたか(させられていた?)かがわかります。

例えば本書の中で、乳がん検診の例があげられています。

<例題>
「40歳女性が乳がんにかかる確率は1%である。また乳がん患者が乳房X線検査で陽性になる
確率は90%である。乳がんではなかったとして、それでも検査結果が陽性になる確率は9%である。
さて、検査結果が陽性と出た患者が実際に乳がんである確率はどれくらいか?」

あなたが、40歳女性で、特に症状もなく、なんとなく受けておいた方が良いなと思って乳がん検診
を受けました。その結果「陽性」との判定が出ました。どう思いますか?
大変な確率で(例えば90%)自分は乳がんだと思ってしまうのではないでしょうか?

でもこれが思いこみです。
答えは乳がんである確率は約10%です。
乳がん検診を100人受けたとしてその中で実際に乳がんなのは1人。乳がんでない残りの99人の中で
誤って「陽性」と判定が出るのが9人。つまり計10人が「陽性」と判定されます。
その中で実際に乳がんなのは1人ですから10人に1人、10%ということです。


本書では、乳がん検診だけでなくさまざまな場面、事象でのこのような誤った認識を指摘しています。



統計的思考を身に付けることは、自分や周囲の人に降りかかるリスクを正しく判断するために
非常に大切であると思いました。




ラベル:
posted by リハネット at 12:45| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月16日

年末へ向けて・・・。

今日は雲ひとつない青空ですね。

11月半ばを過ぎ、年末に向けなんとなくバタバタしてきました。

やるべきことが増えてくると、例えばデスクワークなどで長時間集中してしまうので、
同じ姿勢で体を固めてしまいがち。
そんな時に肩こりや筋肉のひきつり、ひどい時にはぎっくり腰を起こします。

僕は、そのような状態にならないように、作業の途中に意識して体をくねらせたり、ゆすったり、
立ち上がってストレッチをしたりするようにしています。

また、時には鍼灸マッサージ院に行って施術してもらったりすることもあります。
なんとなく嫌な予感がして予防の目的で行くこともありますし、自主ストレッチなどでもどうしても
取れない奥のほうのコリを感じた時などに利用しています。


いずれにしろ、「ひどくなる前に対処する」ということが大切かな、と思います。
これから年末に向けてますます「意識した」予防的な体調管理が必要になりそうです。



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2011年11月10日

寝たきりの拘縮予防 その2。

前回に続き、寝たきりの拘縮予防についてです。
長いですが最後まで読んでいただければ幸いです。


寝たきりの方の拘縮進行には、普段の寝ている姿勢がかかわってきます。
拘縮を進めづらいような姿勢というのがあるのです。

そして、さらに同じ姿勢を長時間続けないということも重要で、そのためにはなるべくこまめな
体位変換が必要になります。


・拘縮を進めづらい姿勢の設定
・横向き(左右)、仰向けなど、体位のこまめな変更


拘縮を進めづらい姿勢とは、
「体のねじれが無い(少ない)状態」であり、かつ「重力に(なるべく)逆らわない姿勢」です。


まず「体のねじれが無い(少ない)状態」ですが、

体にねじれがあると、ねじれのある部分で血行が阻害されます。
またねじれていることで特定の筋肉に持続的な収縮が生じ、その筋肉が硬くなってくることが
考えられます。
そこで、からだのねじれが極力ないような姿勢にもっていきます。


そして「重力に(なるべく)逆らわない姿勢」とは、言いかえると「安定した姿勢」です。

立っている時を例にします。
人は、体にある「抗重力筋」という重力に対抗する筋肉たちが働くことで立っていられます。
重力線に沿って正しく立っている時は最小限の抗重力筋の収縮で立っていられるのですが、
例えば、立ったまま(足の位置を動かさないで)首を曲げずに少しずつ頭を後ろに倒していくと
どうでしょうか?

だんだんいろんな筋肉が頑張りだしてきつくなってきますね(特に後ろ側の筋肉が)。
体全体にも力が入ってきます。
不安定な状態をなんとか保持しようとする現象です。

このように重力に逆らう不安定姿勢は、余計な筋肉をがんばらさせ体を固めてしまう姿勢といえます。
このとき、後から体全体を支える背もたれを付けてあげると、安定して力が抜けてきますね。

寝ている時でも最小限の抗重力筋を働かせるよう、なるべく重力に逆らわない姿勢を取ってあげる
ことで、筋肉が無駄な収縮をすることなく緩むことができます。
たぶんご本人も楽なはずです。


そのような、捻じれが無く、また安定した姿勢を設定できたとして、
それでも、同じ姿勢のまま長時間いるとやはり特定の筋肉にどうしても負担がかかるので、
こまめに別の体位(仰向けだったら横向きなど)に変えてあげることも必要になります。
これは床ずれ予防にもなります。
新しい体位ももちろん「良肢位」です。

さらにいえば、寝ている時間ばかりではなく起こしている時間(座位)を作ることが理想です。


でもこのような理想的な良肢位の保持とこまめな体位変換を実施するには
実際はなかなか状況が許さない場合が多いですね。
こまめな体位変換はご家族の大きな協力が必要になってきますし、すでに拘縮が重度に
進んでいる場合の良肢位保持は「できる範囲で」ということになるかと思います。


それでも
「重度な寝たきりにしない」
この理想はできる限り追求したいと思っています。


おわり




訪問リハビリマッサージ 治療室リハネット


posted by リハネット at 12:38| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月07日

寝たきりの拘縮予防。

寝たきりの方のさらなる拘縮の進行は、介護の現場では大きな問題であり、改善すべきテーマです。
今回は、寝たきりになった時点からの関節拘縮の進行予防について書きます。


活動性が低下すると、だんだん筋肉が縮んできて、さらに関節の動きも悪くなり固まってきます。
いわゆる廃用性の関節拘縮です。
そして「寝たきり」になっていきます。
寝たきりになった場合、顕著に動かなくなりますから悪循環で拘縮はどんどん進んでいくケースが
ほとんどです。

この場合、関節拘縮の進行を予防する方法は大きく2つあると思います。

@関節が固まらないように第三者が頻繁に関節を動かす
A拘縮が進みにくいような寝ている姿勢(良肢位の保持と体位変換)をとる



@については、
簡単に言うと、関節は「動かさないでいると固まる」という性質があることから
反対に「動かすことで固まることを予防する」ことになります。
第三者が、関節を動かしてあげるということですね。
これはなるべく頻繁に行えればそれに越したことはありません。
ただし、関節の正しい方向と範囲で動かすということが前提です(間違った方向に無理に
動かしたりすると関節を痛め、拘縮を逆に進行させてしまうことがありますから)。
拘縮の状態にもよりますので、できれば専門の方にやってもらう、指導を受けるのが良いと思います。


あまり重視されていないようですが、Aが寝たきりの方の拘縮にとって重要な関連要因である
と思います。
拘縮の進行には、寝ている姿勢の保持の仕方が大きくかかわってくるということです。
長時間のことですから。
専門的には「ポジショニング」と言ったりします。

このポジショニング、介護の現場では「床ずれ予防」として捉えられていることが多いように
見受けられ、「拘縮予防」の視点はまだまだ少ないように思います。


長くなりそうなので、Aについては回を改めます。



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posted by リハネット at 12:00| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月20日

パーキンソン病患者さんの集いにて。

先日、「パーキンソン病の患者さん・ご家族の集い」で何かパーキンソン病患者さんのためになるような
話をしてもらえないかとお声かけいただきました。

そこで保健所で行われた会にて、参加された皆さんの前でパーキンソン病患者さんに有効と
思われる運動とマッサージなどのご紹介をさせていただきました。
  CIMG1432.JPG
     [実演を交えて説明する豊岡先生]
  
  CIMG1441.JPG

パーキンソン病になると様々な症状が現れますが、
全体としては、体の動きが少なくなりますので、どうしても廃用による筋力低下が起こってきます。
特に足の筋力低下が進むとADLの低下につながりますので低下予防のためのケアが必要です。
セラピストによる運動療法やマッサージ、簡単な筋力トレーニングなども
ご紹介させていただきました。

マッサージやリハビリは、パーキンソン病を「治す」ものではありませんが、
症状の緩和やADL低下予防には有効です。

みなさん真剣に聞きいっていらっしゃいましたのでうれしかったです。
少しでも今後のリハビリ生活の参考になればと思っています。

参加者の方からは「今度は寝返りやいろいろな動作のコツを教えて欲しい」との要望もありましたので
機会がありましたら次回はそのような講義も交えてお話できればと思います。




埼玉県さいたま市の訪問リハビリマッサージ 治療室リハネット



posted by リハネット at 12:44| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月07日

リハビリに取り組む姿勢を考える。

先日、とある「運動について東洋哲学的に書かれた本」を読む機会がありました(読書の秋です)。

その中に、
「運動(鍛錬)とは、何か新しい能力を獲得するための手段ではなく、
本来備わっている自分の中の自然を探し出す作業である。またそうでなければならない」
というような文章がありました。

前後の背景からもいろいろ深く考えさせられる文章でしたが、その本意はとりあえず置いておいて、
それとは少し外れるのですが、私はこれを仕事柄「リハビリに取り組む姿勢」に関連づけて
考えてみました。

リハビリにより、「今まで無かった能力を獲得しよう」と考えて取り組むと大変な気持ちの負担に
なります。
努力して何か新しい能力を自分に付け加えるみたいなイメージです。
こういった考え方でリハビリに取り組むことが多いのではないでしょうか。
でもそうではなく、もともと「自分という人間に備わっているものを探し出す、見付け出す行為」
と考えると、なんだか肩の力が抜け気持ちが楽になりますし、希望が持てるように思いました。
発想の転換です。

特に中年期以降の人のリハビリを考えるとき、
「一生懸命頑張って今までに無かった○○できる能力を身に付けるぞ!」というのではなく
このような
「自分の中のすでにある能力を探して見つけ出そう」
という考え方で行うことがすごくしっくりくるように思えます。

なんだか宝探しみたいで楽しいですよね。


われわれ施術者の立場からは、
「この患者さんに本来備わっている能力を見つけ出すお手伝いをしてあげよう。
能力を見つけ出し、体現させてあげよう」
という姿勢になるのかもしれません。



冒頭の本の著者の意図はもっと別の、さらに深い所にあるのでしょうが、こんなふうに考えてみました。





ラベル:
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2011年09月28日

秋。

台風が過ぎてから、さわやかな日が続いていますね。

バイクでの移動も気持ちいいです。
道端にはコスモスや最近では彼岸花が咲いているのも見かけるようになりました。
すっかり秋ですね。

読書の秋、運動の秋、、、 

そして収穫の秋
実家の田舎から新米が届きました。




今日は夕方から院内定期勉強会です。



posted by リハネット at 08:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月20日

リハビリステーションたまを訪れました in多摩市。

先日、リハビリステーションたまの佐藤信次先生を訪ね、多摩市に行ってきました。

佐藤先生は、理学療法士、そして鍼灸師資格を持っておられ、鍼灸院とリハビリデイサービスを
運営されています。
今回初めてお伺いして、施設を見学させていただきました。

佐藤先生からは常々「住民参加型の地域リハビリテーション」への熱い想いをお聞きしていましたが、
その想いを形にした施設で具体的な説明を受けました。

リハビリの実際については、事前事後の定量的な「評価」の重要性について強調されていました。
しっかりした評価があって初めて、行動(リハビリ)の効果(結果)を測定でき、
意義を確認することができます。
評価がない中で漠然とリハビリを行っても、その効果は提供者の実感としてでしかなく、
因果関係についてとても曖昧なものになってしまうということですね。
客観性にも乏しく、なあなあなリハビリを継続してしまうことにもつながりかねません。


「リハビリステーションたま」の地域に根ざすリハビリの理念は、われわれリハネットの理念にも
深く通じるところがあり、とても勉強になりました。


佐藤先生、ありがとうございました。




ラベル:研修
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2011年09月03日

新しい介護施設に行ってきました。

台風は西の方で猛威をふるっているようです。

こちら(さいたま)は若干強い風、時折雨も降ってくるものの、今日の訪問を問題なく
終えることができました。


今日は新しくできた介護施設の入居者さんからリハビリマッサージのご依頼を受け、訪ねてきました。

ご希望されたのはギランバレー症候群に罹っておられる強い手足の麻痺がある方でした。
Hughesのfunctional gradeはgrade3〜4の状態にあると思われますが、
リハビリに意欲的でいらっしゃいましたし、お話を聞くところによるとこれまでの経過も
比較的良好ですので、リハビリマッサージを定期的・継続的に受けていただくことで
ADLの向上が見込めるのではと感じました。
「立ち上がる力をつけていくことを当面の目標(短期目標)にしましょう」とお伝えしました。
一緒に頑張っていけたらいいですね。


新しい施設では、(患者さんはもちろんのこと)まず職員さんにご理解頂くことが大切です。
今まで知らなかった人間が出入りする訳ですから、多少なりとも日常業務に影響を与えて
しまうことになります。
なるべくこれまでの流れを変えないようにしながら、
患者さんに対してはしっかりとした施術を行っていくことをいつも心がけています。





posted by リハネット at 19:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月16日

猛暑の中の新人研修。

一時期、比較的涼しい日が続いたのですが、ここのところまた「猛暑」ですね。

当院が訪問させていただいている患者さんでも脱水症状になられ体調を崩されている方が
何名かいらっしゃいます。
引き続き水分補給と室内の温度管理に注意してください。


さて、現在リハネットでは新人スタッフ1名が2ヶ月間の研修の真っ只中にいます。
整形外科クリニックですでに訪問リハビリマッサージや院内リハビリの経験を
かなり積んでいる先生ですのですぐにでも患者さんを診れる即戦力ですが、
やはり当院の主義として、新人研修は経験の如何を問わずじっくりしっかり受けてもらっています。

今はまだ慣れない職場に少し緊張している様子ですが、早くリハネットになじんでもらえて
一緒に現場で良い仕事をしていきたいなと思っています。


近々この地域の必要とされる患者さんのお力になれるかと思います。




ラベル:求人
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2011年08月03日

タウン誌『SaBi さいたま日和 Vol.3』に載っています。

最近は6月からの真夏の暑さからはちょっと落ち着き、8月としてはなんだか過ごしやすく感じます。
今年は、梅雨明けもかなり早かったですし、おかしな夏ですね。


先日、『SaBi さいたま日和』という埼玉新聞社が作っているさいたまのタウン誌から取材を受けました。
専門家への「お悩み相談ホットライン」というコーナーで
「寝たきりを防ぐにはどうすれば?」というご家族からのご質問に対して回答者として答えたのですが、
それが掲載された号が発売されたとの連絡がありました。

「認知症と介護」の特集号とのことです。

  IMG_7976.jpg


寝たきりを防ぐには、寝たきりになる前に対処することが重要です。
当コラムでも何度か書かせていただいていますが、
ご本人が発する廃用症候群の危険信号を周囲が察知し、予防策を取ることですね。
比較的元気な段階では、運動を実施していくこと、
また、対象となる方には訪問リハビリマッサージの受療をお勧めしています。


『SaBi さいたま日和』は、埼玉県内の一部書店や行政窓口などに置かれるそうです。





訪問リハビリマッサージ 治療室リハネット



posted by リハネット at 08:38| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月04日

患者さんから手紙をいただきました。

当院の訪問リハビリマッサージを受けていらっしゃるTさんから突然の手紙が届きました。

  IMG_8045.jpg

中を拝見すると、、、
Tさんを担当させていただいている当院スタッフへの感謝の言葉が綴られていました。
毎週の訪問を楽しみにされていらっしゃるとのこと。

このような手紙をいただくことはわれわれにとって何よりの喜びです。
日々の励みになります。

ありがとうございます。
院内に飾らせていただきました。


posted by リハネット at 09:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月27日

介護は一人で背負わせない。

当コラムなどでもよく指摘させていただいていますが、
要介護者を介護する家族(家族介護者)は、介護負担によってストレスを抱えていることで、
介護をされてない方に比べ、精神面の健康状態が良くない傾向があります。

このことはよく言われることですし、社会的にも問題になっていることですね。

そして、それは「周りに介護を手伝ってくれる人がいるかどうか」と相関していることが多いです。
周囲に介護を手伝ってくれる人がいない介護者に比べ、いる介護者のほうが元気なのです。

このことは秋元の行った、200名近い主介護者への自記式アンケート調査でも
データとしてはっきり現われていました。

介護を一人で行うことは、肉体的にも大きな負担を伴いますし、孤独感も強く作用するものと
思われます。
当然と言えば当然です。


というわけで、
介護をする家族に少しでも元気になってもらう為に、

*介護は複数の家族で分担する
*1人に背負わせず、少しでも手伝ってあげる

ということを考えていきましょう。

家族介護者の健康のための取り組みの一つとして進めてほしいと思います。
介護の現場が少し明るくなるかもしれません。



posted by リハネット at 12:37| コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月18日

日帰り研修。

毎年恒例になりつつある日帰り研修(+旅行)に行ってきました。
参加者は去年と同じメンバーでした。

場所は東京都あきる野市にある秋川渓谷。
去年は長瀞でしたが、今年は去年以上の大自然満喫系の研修です。

  DSCF1161.JPG

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野草や野鳥など自然に詳しいリハネットハイキング部長Iさんのガイドのもと
山中をハイキングしました。

途中、木の実を食べて飢え(?)をしのぎ、

昼食はというと、ニジマスを釣りあげ食糧にしました。
(ほんとはイワナを釣りたかったのですが・・・)
  150.JPG


今年は去年以上に運動量が多く疲れましたが、大自然の非日常は、良い気分転換になりました。

しかし、、、
来年は、もう少しゆったりコースを希望しますっ!!

  146.jpg


posted by リハネット at 18:47| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月13日

ロゴマークができあがりました【10周年記念企画】。

治療室リハネットの開設10周年を迎えるにあたってロゴマーク作成を企画しました。

出来上がりましたので早速お披露目いたします!


      リハネットロゴマーク.JPG

プロのデザイナーさんと試行錯誤しながら、私たちの想いがこもった
素敵なマークになりました。

どうですか?


開設時、治療院名に「ネット」という言葉を入れたのは、
人と人との「つながり」を大切にしたいという考えからでした。
そして実際、私たちが10年間この地域で治療院を日々運営してきた中で
様々な方々の支えとつながりを本当に実感しています。

そのような「つながり」ということを二つの円をリンクさせることで表現しました。

また、大きいほうのブルーの「ひと」は私たちリハネットとするなら、
(患者さんやそのご家族に安心感を与えられる存在でありたいとの想いを込め、)
中のグリーンの「ひと」は患者さんやご家族を表しました。
同じ見つめる先は未来への「希望」です。

そして、グリーンのほうをリハネットとするなら、ブルーのほうは関係する多くの方々、地域、
さらには全てを包み込むなにか「大きな力」を表現しました。


他にも込められた意味はありますが、それは私たちの中だけに秘めておきたいと思います。


このようなことを日々感じながらこのロゴマークに恥じないようにさらに精進していきます!




埼玉県さいたま市の訪問リハビリマッサージ 治療室リハネット



posted by リハネット at 19:39| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月01日

月刊『医道の日本』に掲載されました。

       
     1106journal.jpg

所長秋元の論文(報告)が『医道の日本』6月号に掲載されました。

患者さんの介護をされているご家族の健康問題について書かせていただきました。




                       J-GLOBAL本論文掲示ページ



posted by リハネット at 19:45| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月25日

トリガーポイント療法研究会。

6月より院内に『トリガーポイント療法研究会』を設置します。

「トリガーポイント療法」とは、
筋肉内(など)にある、痛みを引き起こす引き金ポイントを探り、
そのポイントに対し施術をかけることにより痛みを緩和させる療法のことです。


リハネットはさらなるレベルアップに取り組みます。




訪問リハビリマッサージ 治療室リハネット


posted by リハネット at 08:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする